おいらのいる生活

出産費用って、今でも無料みたいなもんじゃないですか。

足が出るのは、設備の整ったサービスの良い病院（＝料金が高い）を選んだ場合や、なんらかの緊急事態で大手術や長期入院などになった場合で、それだって、保険適用になるから多少は割り引かれるし。
私の場合なんか、手術が保険適用になったおかげで、入院費そのものが安かっただけでなく、生命保険から入院保険がおりたりして、もうかっちゃたし・・・ってあまり大きい声じゃな言えないけども。。。（笑

それより、妊婦検診の無料化とか、育児手当の増額とか、保育園の無料化（ついでに24時間保育ね）とかのほうがよっぽど嬉しい。
ちなみに、東京都は、乳児医療もタダですが、おいらは今のところ大きな病気をしていないので、あまりありがたみがない。
元気な子供がすくすく育つのに必要なサポートはないんですか？と思う時があります。

子供を持ってみて思うことは、子供は、作るのと産むのが一番簡単なんですわ。
勢い的（？）にも経済的にも。

それよりも、お腹の中で10ヶ月も大事に大事に温めるのと、生まれてから大きくすんのが大変なのです。
そこ、国が助けてくれないで、どうするのさ！

もっと言うと、お父さんがもっと育児に参加できるような、社会作り。
核家族、シングルマザーでも、安心して子育てができる社会作り。
これこそが、国がやるべき最大の少子化対策ちゃいますか？

少子化って、お金の問題だけじゃない。
あえて、誤解を恐れずに言うなら、「子供のいる生活は、束縛が多くていかにもつまらなさそうだし、バリバリ働いて稼ぐより地位が低そう。」って、女性に思わせてる社会通念の問題だと思うのです。

だったら、その不便さ、屈辱を少しは、お父さんや社会で共有しましょうよ。
共働きのお父さんは、保育園のお迎えに間に合う時間を定時にしましょう。
子供が急に熱を出したら、早退してお迎え行くのもお母さんと交替でね！
それで、出世が遅れてもしょうがないでしょう。
みんながみんなそうなったら、誰かを出世させなきゃいけなくなるから、大丈夫。
本当に、会社に必要な人材なら、定時までしか仕事できなくても、出世できます。

レストランやコンサートは、赤ちゃん連れを禁止するなら、託児サービスを用意して下さい。
歯医者さんやスポーツクラブに行く間、ほんのちょっとだけ子供を見てくれるサービスを、街のあちこちに作ってください。
夜、たまには、友達と飲みにも行きたいから、格安で来てくれるベビーシッターも必要です。

そして、そういうサービスをフル活用して、妊娠前の生活スタイルを変えずに子育てするのをカッコ良いと社会全体で思ってください。
そうしたら、少しは、安心して子供産んでもいいかな？って思えるかも。

前にも、このブログで書きましたが、子育てには、「お世話」と「教育」のふたつの側面があって、「お世話」は、子供にある程度愛情をもって接してくれるなら、誰がやってもいいと思うのです。
親が本当にやるべきなのは「教育」。
ここさえ、きちんと抑えられたら、物理的に子供といる時間が少なくても、りっぱに子育てしてると言って良い。

だから、「お世話」の部分は、どんどん行政なり社会なりが肩代わりしてください。

とか言いつつ、私は当分お世話も自分でやりたいと思ってるんですが・・・ね。
だって、やっぱり、おいらをそばで見てたいもの。
できれば、今から専門替えをして、赤ん坊を研究対象に論文書きたいくらいです。
そんくらい、子供は面白い存在。
（※我が家では、おいらのそばにいられないオットが、最も損してる人という位置づけだったりする。）

でも、とりあえずオトナだけで、レストランや飲みには行きたい。
あと歯医者も。

ここ、緊急にどうにかしてくださいよ！猪口さん！（笑